フレンチのスープ、ピュレの魅力とおすすめレシピ

そもそもピュレとはどんなスープ?

フレンチのスープの種類には、ピュレと呼ばれるものがあります。
これは加熱して柔らかくした野菜や魚肉や果物などをすり潰して、丁寧に裏ごしして作るスープのことです。
半液体状になった食材に、牛乳や生クリームなどを入れて作ることが多いでしょう。
スープはとろとろで、スプーンですくうとまったりとした感じがあります。
加える水分量によって、スープのなめらかさを調節していきます。
フレンチでよく見られるピュレスープとしては、じゃがいものスープをはじめ人参や玉ねぎ、かぼちゃスープなどがあるでしょう。
そのほかにも海老を使った高級なスープなども濃厚な味で人気です。
温かいものだけでなく、暑い季節には冷たくしたものをいただくこともあります。

ピュレの美味しさ、メリットは?

ピュレのスープのメリットは、何よりまず野菜をたっぷり摂取することができるという点です。
野菜嫌いであっても、スープであれば美味しくいただけるという人もいるのではないでしょうか。
このスープはビタミンCやβカロチン、食物繊維などの栄養成分が凝縮している栄養価の高い料理なのです。
また食材が固形ではなく裏ごしされた状態で体内に入るので、胃にも優しく体内吸収も良いでしょう。
風邪などで胃が弱っているときや、夏バテで食欲が落ちているときなどにもおすすめの、身体に優しいフレンチです。
このスープはとろりとなめらかで喉越しも良く、野菜の旨味が詰まっています。
飲むというよりも食べるスープと言えるでしょう。
野菜の色味がそのままで、見た目が美しい点も魅力と言えます。

家庭でも作れる美味しくて簡単ピュレスープ

フランス料理の店ではこうしたスープはよく登場しますが、家庭でもミキサーなどを使って簡単に作ることができます。
栄養価も高いので、是非作ってみましょう。
おすすめのスープとして、かぼちゃのピュレの作り方を紹介します。
まずかぼちゃは皮と種を取り除いて、柔らかくなるまで茹でておきます。
茹で汁はかぼちゃが浸る程度のみ残してそこに牛乳を加えて、茹でたかぼちゃと一緒にミキサーに入れてなめらかにしましょう。
それらを鍋に移し替えて、バターを少量入れて弱火でかき混ぜます。
この際に焦げないように気を付けなければいけません。
塩コショウで味を調えれば出来上がりです。
スープ皿に盛って、生クリームを流し入れると見た目も美しいスープの完成です。
シンプルな素材の味を楽しめる一品です。
同じようにして、じゃがいもや玉ねぎやキノコなどのピュレスープにも挑戦してみましょう。