フレンチでのフォン作りは、特別なお祝い毎か週末の食事会で活きてくる

フレンチの豪華なイメージ

フランス料理と言われると、手の込んだお洒落な装飾、美しいテーブルナプキン、そしてテーブル一杯に並べられた、ご馳走の数々というイメージを持つ人は多いでしょう。
対して、ご飯・納豆、味噌汁などの和食や、トーストにコーヒーなどの米食が中心にしている一般的人にとっては、特別なお祝い事があった時に頂くものというイメージがあります。
たとえば、親族や友人などの結婚式に招待された時に出される、フレンチが典型的な例と言えるかも知れません。

実際のフランス人の食卓事情

ここで大概のフランス人は、毎日ご馳走を食べているのだろうかという素朴な疑問が、湧いて来ても可笑しくはありません。
フランスの富裕層であれば冒頭のような食事を、毎日のように食べられるのかも知れませんが、そうでは無いフランス人が大半を占めます。
という事は、豪華フレンチではなく、庶民フレンチがあることになります。
フランス映画などの影響で、朝食は焼きたてのクロワッサンというシーンが、日本人に浸透し、洒落た食事に憧れを持つ者も少なくありません。
しかし現実問題として、一般人にとってクロワッサンはフランスにおいて、高めのパンに該当します。
ですから、節約志向の人たちは、クロワッサン以外のパンやアメリカの朝食を彷彿とするシリアル等で、済ます事も珍しくないようです。
ここまでは、平日の食事内容です。

週末は友人などを招いて豪勢な食事をする習慣がある

ところが、週末は冒頭のフルコースとまでは行かなくてもご馳走を作り、友人などを招いて、食事を楽しみながら歓談をする慣習が、フランスにあります。
という事は、週末には美味しいフレンチが、テーブルに並ぶと考えて良いでしょう。
その中で料理の鍵を握るのはソースですが、ソースが真骨頂を発揮出来るかは、フォンに掛かっており、様々な種類があります。
そして、何処かで名前は聞いた事があるというのは、フォン・ド・ヴォーかも知れません。
それを作るためには、フォンは茶と白の二つが必要です。
まず、前者を作る訳ですが、大まかな手順は牛すじ肉やにんにく、そして野菜などを焦げ付かないように炒めましょう。
ここで沸騰させた鍋に投入し長時間煮込む訳ですが、火加減に配慮しなら作る必要がありますので注意が必要です。
そしてアクなどを取り除くと、茶系のフォンが出来ます。
引き続き煮立てると、余分な油分やアクを取り除き白系フォンを作ります。
そして双方を併せて再び煮詰めると、完成です。
これを元にさまざまな、基本ソースが出来ます。
そして、これらをふんだんに使った料理が、週末の食卓に並ぶでしょう。

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